「幽霊船(グイン・サーガ外伝3)」栗本薫

「幽霊船」は、栗本薫が書いた大長編小説「グイン・サーガ」の外伝第3巻として書かれました。 3巻といってもこの本だけで完結する物語なので、他の「グイン・サーガ」を読んでいなくても問題なく読むことが出来ます。 物語は、港町でその土地の権力者におわれた少年イシュトヴァーンが、野性味あふれる彼を養子に貰いたいと考えているカメロン船長の元に逃げ込む所から始まります。 おりしもカメロンが船長を務めるオルニウス号は出航間際であり、イシュトヴァーンは出航とともに陸から離れて追っ手を逃れますが、その船は姉妹船でありながら消... Read More

異種族レビュアーズ

人間やエルフ等々の多彩な種族が仲良く共存する世界を舞台にしたファンタジー作品となるともはやお馴染みですが、本作はそうした世界に出てくるエッチな風俗店をテーマにしているのが斬新です。 しかもただエロい設定というだけでなく、お店で遊んだ感想を、ゲーム雑誌に良く出てくる点数と寸評の二段構えの形式で形にするというスタイルがとてつもなく斬新です。主人公たちご一行はやたらと強くシリアス展開を心配しなくても良いですし、各種族の女の子たちは見た目からとにかく多彩ですがそれ以上に感じるポイントや特性などの部分が練り上げられ... Read More

ごほうびごはん第6巻

飲食漫画のゆるふわ系と思う漫画を紹介します。 タイトルは、ごほうびごはん 作画は、こももと子 キャラクター紹介 主人公・・・池田咲子 池田咲子は地方から上京した新人OL 一週間に一度、自分にご褒美として豪華な食事を作ったり食いに行ったりしますが、基本お金が無いので作る方が多いです。 その時以外の食事は貧素であったりしますが、これは美味いというのがわかります。 咲子の同僚の小湊かえで同じ課で隣の席にいるね咲子とは、ハンバーガーショップで一緒になってからの縁です。 そこの上司の青柳主任 所謂飲兵衛キャラであり... Read More

ワカコ酒を読みながら

これを読みながら、お酒を飲むのです。 ワカコ酒 第8巻 作画 新久千映 この漫画は一話一話が短く、たまに長い話もあります。 キャラクター  主人公は村崎ワカコ 会社員で仕事終わりは、一人酒をしに至る所まで飲みに行く基本一話に一品、酒はその時次第で何でも飲みます。 同じ会社のみいちゃん、中野ちゃん、美和ちゃん、後輩の白石くん、上司のハラくん、オカダ主任、とかは一巻に一話位出ますが、ほとんどワカコだけしか出ていませんです。 あとは、飲み屋の主人かお客ぐらいです。 この漫画の楽しみは順序よく初めから見ないです。... Read More

パッピーシュガーライフ

「パッピーシュガーライフ」この言葉は作中によく登場する言葉で、主人公の女の子にとって真実の愛を感じられる甘い生活のようなことをさしています。 主人公は幼い少女と一緒に生活しています。 その少女のことを愛おしく思い、その生活こそが真実の愛を感じられる甘い生活だと思っているのです。 主人公は幼い頃に両親を亡くし、愛を知らずに生きてきました。 そのため、「真実の愛とはなんだろう?」と探していました。 そんな中、1人の少女と出会い、その少女のことを愛おしく思うこの甘い感情こそが真実の愛だと主人公は思います。 その... Read More

漫画全巻セットの買取は得なのか?

前回、万歩書店の記事を書いていて、ちょっと前の話ですが大手古本屋の店舗で買い取り依頼をした時のことを思い出しました。 それまで買い集めた漫画が大量にあり、保管場所にも困るようになったので、古本屋に売ることに決めたのです。 古本屋での中古の本の買い取りは非常に安いことは知っていたのですが、全巻セットなどもあるので、すこしはいいかも、と思いながらもあまり期待しないで持参しました。 漫画がほとんどでしたが、その中に高校生のときにほとんど使わなかった辞書のほか、単行本、小説などもありました。 その中で、一番高く買... Read More

万歩書店に学術書を売りに行った

中古書籍などの販売をしている「万」と名のつく書店があちこちにあります。 これは岡山にいくつかの店舗を持っている万歩書店がその発祥の初めだそうです。 そこでノウハウを学んで各地で店舗を経営している書店がのれん分けのように万という名をつけているのです。 先日、その万歩書店に大学の時に使っていた学術書を売りに行きました。 結構、専門領域の本で中古の古本屋でもそれなりの価格で売られている本ばかりです。 見かけは綺麗な本ではありませんので、最近はやりの新古書店ではきっと引き取ってもらえないような本ばかりです。 新古... Read More

漫画『デスノート』から学んだ、人間の心の闇

「デスノート欲しいですね、先輩だったら誰の名前書きます?」これは実際に会社で後輩に言われ、耳を疑った言葉です。 デスノート欲しい奴なんているんだ・・・そう思いました。 大学時代、この漫画を読んだことがない部活の同級生にあらすじを聞かれ、人を殺せるノートの奪い合いであると説明したとき、彼は「そんなノートが欲しいのか?」と疑問を口にしていました。 もっともな疑問だと思いました。実際、私も誰かを殺したいとか、死んでほしいと思ったり願ったりしたことが一度もないのですが、世の中の多くの人は、誰かの死を願った経験や、... Read More

”テンペスト”という題の本が最近では面白かったです

最近友人に進められて読んでみた小説です。 作者が沖縄の人で今まで読んだことのない新鮮な思いで読んでみました。初めはあまり乗り気にならなかったのですが、読んで行くうちにだんだん面白くなりました。 この沖縄方面のことはあまり知らなかったのですが、この本を読んで改めて沖縄の時代を知り、関心を持ち始めました。小さな島の話かと思いきや後の方ではスケールの大きな話になって余計に面白くなりました。 しかも沖縄の宮殿の話で、宦官のことが出てくるし、宮中の女性の話、今の今まで知らなかったことが余すところなく出てきて、沖縄に... Read More

カフカの「変身」は有名ですが、かなりおもしろいです。

有名な小説なので、知っている人も多いかと思います。 カフカの作品の中ではわかりやすいです。 朝目が覚めたら、虫になっていた男の人のお話です。まず虫になってしまったので、ベッドから起き上がれない事の描写が細かく書かれています。 その後、家族が彼を見て驚きと困惑があり、彼は家族の生計を立てていたので、生活の心配をしたりしますが、何故彼が虫になってしまったかという事には全然ふれません。 そして家族でも虫になってしまった彼に嫌悪感を感じてしまいます。たぶんゴキブリみたいな虫なんだろうと思います。 虫になってしまっ... Read More